またつまらぬものを買ってしまった…
散財日記
2009-08-10
_ 鉄道模型社 EF58 レストア記
昨日丸一日かけけて、先日入手した鉄道模型社 EF58 のレストアを行いました。先に申し上げておきますが、まだ動きません (泣)。とりあえず現状の写真を挙げておきます。
下回りとパンタグラフを再塗装したので、ずっと落ち着いた雰囲気になりました。下回りの歪みも修正したので動輪の浮き上がりもなくなりました。これで動かないのですから悲しいです。以下写真とともに、作業内容をざっと解説。
- 上回りと下回りを分離し、下回りはギアボックスにまで分解
- インサイドギアから動輪を外し、台所用中性洗剤とブラスクリーンで洗浄、フレームをトビカの「黒染めスプレートップガード(マットタイプ)」で塗装
- 台所用中性洗剤で洗浄した動輪を取り付け
- 床板、台車枠、先台車枠の塗装を剥離
- ブラスクリーンで洗浄後、「Mr.メタルプライマースプレー」で下地処理、「Mr.カラースプレー」#33「つや消しブラック」で塗装
- 乾燥後、動輪をつけたインサイドギアとブラスクリーンで洗浄した先輪を取り付け
- セレンをカワイのダイオードに交換
- パンタグラフの塗装を剥離し、トビカの「黒染めスプレートップガード(マットタイプ)」で塗装
- 車体窓にエコーモデルの「t0.3 窓ガラス板」を切り出して貼り付け
- 車体にパンタグラフを取り付け
- モーターを台車に取り付け、動作チェック
- 下回りの組み立て、ライトの点灯チェック
以上の手順で完成までこぎつけたのですが、実は途中でアクシデントが発生。インサイドギアに取り付けられているモーター取り付け台座が外れてしまいました。最初は何が起こったか理解できなかったのですが、台座がギアフレームにハンダ付けされてたんですね。カワイやカツミのインサイドギアに慣れていた私は思わず「目が点」になってしまいました。さすが模型社、こんなところにワナが…。とりあえず半田のイモ付けでごまかしたのですが、やっぱり無理があったようで試運転中に外れてしまいました。後日、正しい真鍮半田付け技術をマスターして再チャレンジです。
しかし思わぬところではまりました。以前、模型社の151系電車を再生したことがあるので、「量産メーカー時代の模型社製品なら大丈夫だろう」と考えていたのですが甘かった。目の前の EF58 からは「箱物とは違うのだよ、箱物とは」という声が聞こえてきますよ、むー。
模型社製インサイドギアのハンダ外れは結構あります。電車用のものでもハンダ付けのものもあった気がします。楽しみながら?ハンダ付けして下さい。同じ構造のものがあったら外れないうちにハンダをしっかり流した方が安全です。
odakkerさん この車体を良くみると側窓の位置から中期製品ではなく、初期製品ですね。またインサイドギアも可動式の台車に対応したもので、台車枠のみ中期の製品と思われます。<br><br> OゲージのKTM EF58ですが、台車は真鍮鋳物、軸箱可動ですが板ばねも燐青銅板で可動し、しかもイコライザーも可動というとんでもない構造で、ハンダ付けも満足にできない小学生の手に負えるものではありませんでした。現在の私の腕でも完成は・・・?。<br><br> ブルトレ塗装のEF58は東海道のブルトレ牽引引退後、「はくつる」の牽引にしばらく使用されたようです。20系の牽引機は横から見て客車と同じ長さのEF58が1番似合いますね!<br><br> スロ60の2等帯の塗装ですが、帯を先に塗り2mmのマスキングテープでマスキングして車体色を塗った方がキレイに塗装できると思うのですが・・・(林さんも車体を先に塗装していますが、帯を先に塗装した方がマスキングの範囲も少なく左右の帯幅も揃います)
>林信之さま<br>模型社製インサイドギアのハンダ外れは「よくあること」だったんですね。私の手元にある電車用の軸距離 26mm と 31mm は他社製と同じような作りだったので、全く想定外でした。<br><br>ハンダ付けの修行します…。カツミの「ハンダ付け工作DVD」でも買おうかな(また散財だ)。<br><br>話は変わって来週の JAM コンベンションですが、残念ですが参加は難しそうです。8月に二度北海道から上京するのはお財布的に苦しいもので。HP の写真とメルマガのレポート記事に期待します。<br><br>>DC9-Super80 さま<br>度々コメントありがとうございます。インサイドギアが初期製品のものとは思いませんでした。そういえば「鉄道模型考古学」に「模型社 EF58 の初期製品は、台車が可動式だった」というような記述があったような。<br><br>スロ60の等級帯ですが、ご指摘の方法の方がキレイに仕上がるかもしれませんね。ただそうすると等級帯の部分が車体塗装の厚さ分だけ「へこんだ」ようになるのでは、と少し心配してました。遠目からはきっとわからないので杞憂かもしれませんが。