またつまらぬものを買ってしまった…

散財日記


2009-07-20

_ 天賞堂 EF58 ブルートレイン塗装(ブラスベーシックシリーズ)

昨夜札幌に帰ってきました。一週間の東京滞在でイロイロと用件をこなしてきましたが、その間にもしっかり銀座の店神田の店有楽町の店に寄ってきました。

銀座の店では、先日衝動的に予約してしまったモノを受け取りました。

2009/03/11 に発表された、ブラスベーシックシリーズの EF58 ブルートレイン塗装です。

東京機関区に所属していた 114 号機のプレートをお店で付けてもらいました。駆動系はフライホイール付き缶モータにスパーギアーの組み合わせ。フライホイールの有無を除くと、中古で購入した 1984 年製品と同じ。じゃあなんで買ったの?という質問は却下。 細部の仕上げが異なっているのですよ。

中古で購入した 1984 年製品と並べてみました。奥が 1984 年製品、手前が今回購入した 2009 年製品です。避雷器のディテールが向上し、先台車の先輪覆いは 1984 年製品では省略され、一直線のような初期日立製のようにも見えますが、2009 年製品は標準的な各輪独立の先輪覆いになっています。それが理由なのか 1984 年製品付属のメーカープレートには「日立」が含まれていますが、2009 年製品のメーカープレートには含まれていません。また、車体裾のクリーム色が若干変更され、1984 年製品では乗務員室扉下のステップもクリーム塗装ですが、2009 年製品ではステップはつや消し黒塗装です。

1984 年製品にはまだプレート類を一切取り付けていませんが、今回購入した製品を参考に宮原区に所属した日立製に該当するものを取り付けようと思います。

参考文献

EF58 の形態については以下のサイトを参考にさせていただきました。

_ ペンシルべニア鉄道 O1-b 電気機関車 再考 (より)

久しぶりに「鉄道模型趣味(TMS)」()を購入しました。模型雑誌は定期購読するときりがないのでできるだけ立ち読みで済ませてきたのですが、一昨年くらい前から連載の「広告に見る戦後日本鉄道模型製品の歴史」の小特集に「ペンシルべニア鉄道 O1 クラス電気機関車」が掲載されていたので、買ってみました。

以前に「カワイモデル製」として紹介した私の所有するペンシルバニア鉄道 O1-bですが、上記の小特集記事を読んでから再度眺めてみると、「ほんとにカワイ製?」という疑問が。

  • 下回りおよび駆動系は、上記の記事で紹介されている「O1a 原形」と全く同じ。
    • 棒型モーターからスプリングベルトを介した二軸駆動。エアータンクは長い。
    • 「車輪の規格は鉄道模型社的な作り」と記事には書かれている。
  • 上回りの屋根には「O1a 原形」と同じベル形のベンチレータ。しかし避雷器は未装備。「O1a 原形」にはない車体側面のルーパー、デッキの手すりが追加されている。パンタグラフ周辺は「O1a 原形」とは異なる。
    • ルーバーの形状はカワイ製として紹介されている「O1b」に似ている。手すりの形状は「O1b 後期製品」に酷似。しかしヘッドライドの形状は「O1b 後期製品」とは異なる。

上記の小特集記事は「カワイ製と鉄道模型社系の製品が混在して売られていた可能性もある」と締められています。ということで、我が家の「O1-b」は、鉄道模型社製とカワイ製の合いの子みたいな製品のようです。

追記 (2009/08/11)

以前参考にさせていただいた E. NUKINA 氏から、その後の調査結果を HP にまとめられたとのご連絡を頂きました。TMS の記事よりもサンプルとした模型の種類が多く、当時の広告なども掲載されています。ご興味のある方は以下のリンク先をご覧下さい。

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