またつまらぬものを買ってしまった…

散財日記


2009-01-01

_ 元旦

皆様、あけましておめでとうございます。当ブログ管理人は相変わらずの静養生活ですが、本年もよろしくお願いします。

昨日はなんとか年越しそばを食べて、年末行事を最低限こなしたわけですが、本日はおせち料理もなく、送っていない人から届いた年賀状の返事を書くわけでもなく(というか、誰にも出してないから本当は届いた分全部返事書かなきゃいかんのですが)、どなたかのお宅に年始の挨拶に行くわけでもなく、その逆もなし。ということで家伝の宗派のお寺さんに初詣にだけ出かけて、お参りして帰ってきました。

途中、ちょと寄り道をして旭山記念公園付近から札幌市内の景色を撮影してみました。

Tags: 近況

_ カワイモデル ED14

大晦日に引き続き、元旦早々に鉄道模型の紹介です。16番ゲージの ED14 といえばカワイモデル、カワイモデルといえば ED14 というくらい有名な模型です。実車どおり 4 輌揃ったので一挙公開です。

それだけ有名なモデルなので、当然新品が買えるだろうとたかをくくっていたのが大間違いでした。神田のカワイモデルにはディスプレイされてはいるものの在庫はなく、当分再生産の予定もないとのこと。本当にがっかりしました。以後、オークションや模型店の在庫を検索しまくって、やっと手に入れたのが以下のぶどう色仕様です。

2008/05/29 に大阪のまゆ模型さんから通販で購入。この頃一時ペーパー製鉄道模型に興味を持っていて、その筋では有名なまゆ模型さんの在庫一覧を何気なく見ていたら、なんと新品在庫があるじゃないですか!速攻でメールして取り置きしてもらい購入しました。とても嬉しかったです。車輪とインサイドギアはメッキ仕上げ、車輪のスポークは黒で塗装されています。おそらく最新ロット。ナンバープレートは ED14-1 です。ただ残念なことに出荷前には異常が無かったはずのヘッドライトがなぜかどちらも点灯しません。何らかの理由で接触不良を起こしているようなのですが、走行に問題はないのでそのままになってます。

次に購入したのが実はレア物なのではないかと買ってから気がついた西武鉄道仕様です。2008/10/18 にオークションで購入。これを買うまで ED14 が西武鉄道に在籍してたことを知りませんでした。

4 両持っている ED14 のうちこのモデルだけは台車がプレス製、デッキが台車についている 1950 年発売仕様の初期モデルです。というのは実車の ED14 は全 4 輌が国鉄から近江鉄道に段階的に譲渡されるのですが、そのうち ED14-3 だけは 1961 年 7 月から 1962 年 5 月末までの約10ヶ月だけ西武鉄道に在籍してから近江鉄道へ譲渡されたとのこと(「RM 編集長敬白」(レイルマガジン誌編集長によるブログ)2006年11月21日号参照) 。台車がドロップ製になりデッキが車体に取り付けとなった製品の発売は「」によれば 1971 年なので、実車が西武鉄道に在籍してた時期には初期モデルしかなかったというわけ。でもってこの塗装の実車が約10ヶ月しか存在しなかったことから、生産数は少なかったのではと想像しているのですがどうなんでしょう?。ただしモデルのナンバーはなぜか ED14-1。

購入時から走行には問題なかったのですが、片方のヘッドライトが断線しているために点灯しません。さらに進行方向によらずどちらのヘッドライトも点灯するような仕様になっています。今回の画像公開にあわせて走行調整するべく下回りをチェックしたのですが、油の差しすぎでインサイドギア部分が真っ黒に汚れており、真鍮メッキなし仕上げの車輪の汚れのため集電も不安定でした。清掃しようといろいろ試したのですが、結局下回りを分解し車輪をギアごとマッハのブラスクリーン漬けにしてしまいました。おかげで 4 両ある ED14 のうち一番古い製品なのに最も安定して走行するようになりました。ライトはそのうち直します。ちなみにこのモデルは当時のカタログに R150 の曲線を通過可能と書いてあったそうです。

3 輌目に購入したのが一番欲しかった近江鉄道仕様。2008/12/14 にオークションで購入。

「」に掲載されている最新ロットは手すりが白色ですが、このモデルは車体と同色です。車輪とインサイドギアはメッキ仕上げですが、車輪のスポークには色差しがなされていません。よって上記のぶどう色仕様の少し前のロットの製品ではないかと思っています。中古品ということで側面ナンバープレートが 1 枚欠落していたのですが、幸いなことにカワイモデルに在庫があったので取り寄せて貼り付けました。こいつもナンバーは ED14-1。 またナンバープレートの欠落していた側の塗装に遠目ではわからない傷みが複数ありました。写真ではケーディーカプラーを付けていますが、このあとぶどう色仕様のモデルと同じベーカーカプラーに換装しています。動作にはほとんど問題ないのですが、R600 のカーブを動力台車側と反対方向に走らせるとカーブを通過中に脱線することがあります。原因は不明。動力台車方向に走らせた場合には問題ないのですが。

で、これで終わりとおもったのですが、「未走行美品」という出品者様の煽り文句につられてオークションで購入してしまったのが以下の近江鉄道仕様。年の瀬のおし迫った 2008/12/29 に購入、そして本日午前中に届きました。

これは外観走行ともに全く問題なしでした。車輪はメッキ仕上げですがインサイドギアは真鍮メッキなしなので、もう 1 輌の近江鉄道仕様よりも前のロットと思われます。これもナンバーは ED14-1。

ということで実車どおり 4 輌の ED14 がそろったのですが、交換用のナンバープレート ED14-1〜4 があると嬉しいなあ…。

右から購入順に並べてみました。もう買わないよな。もう買わないよね?

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
_ へい (2009-01-10 20:55)

こんにちは。<br>私もカワイのED14が好きで、近江鉄道仕様をレモン社で購入しました。天賞堂の精密ブラスを売り払って、カワイ製品を揃えたいと思っています。<br>お身体こわされているとのこと、どうぞお大事になさって<br>ください。

_ odakker (2009-01-10 23:04)

> へいさん<br>こんばんは。カワイ製品の種類は他社に比べると決して多くはないですが、同じ形式を長期間にわたり生産しているので、ロットによって細部の仕上げが微妙に違ったりします。あとカタログにはない特製品があったり。結構奥深いです。<br><br>近江鉄道仕様で手すりが白色仕上げになったのはカワイの店頭に展示されている最新ロットですね。「鉄道模型 HO」掲載の写真は私の持っているものと同じで手すりは車体と同色でした。へいさんが入手された近江鉄道仕様の手すりの仕上げはどうなっていますか?

_ へい (2009-01-11 10:50)

手すりは車体と同色でした。同じ製品をいろいろ集めるのは、クラッシックのレコードを、指揮者別に集めるのと似ているかも知れませんね。<br>友人が忠実再現派でして、細部までこだわっています。私はカワイモデルくらいで十分と思っています。あとは想像力の世界ですね。エンドウのブリキ貨車のほうがカトーのプラ貨車よりずうっと実車っぽいとも思っています。(鉄板ボデイなので)ベーカーのガジャガチャした音も実車っぽいし…<br>とにかく精密ブラスは高すぎますね。こう不景気で、売れるのかなぁ…

_ へい (2009-01-11 10:58)

追伸<br>うちの近江ED14は、正面の黄色ラインが一文字だけで、ステップのほうまで回り込んでいませんでした。