またつまらぬものを買ってしまった…
散財日記
2009-08-05
_ カワイモデル スロ60(ぶどう色) (その1)
先日紹介したスロ60のぶどう色版です。手前の完成品が後期製品、奥の未完成品が初期製品です。後期製品は青色版と同じく 2008/02/07 にオークションで入手、初期製品未完製品は関西在住のカワイコレクターの方から 2009/03/25 に譲っていただいた物です。青色版の塗装は初期製品も後期製品も同じですが、ぶどう色版は異なっています。屋根色が異なるのは一目でわかりますが、車体のぶどう色も色調が若干異なっています。スハ43やスハ44だと初期製品は艶ありのぶどう2号、後期製品は艶なしのぶどう1号のようで、さらにはっきりと違いがわかります。
初期製品の未完成品ですが、ご覧の通りジャンク品に近いものです。台車はなし、パーツの一部が欠品、塗装もかなり痛んでいます。そこで車体塗装の剥離と再塗装の練習課題としてレストアすることにしました。
まずは徹底的に分解します。床板からはすべてのパーツを外し、車体からは窓ガラス板を外します。
塗装の剥離にはアサヒペンの「塗料はがし液(100ml)」を使いました。これをはけでまんべんなく塗りこみます。
30分ほど経過してから台所用磨き出しスポンジ(激落ちくん)をつかって、車体を磨くようにして塗料を落とします。はがし液の説明書には「木へらなどを使ってはがすように」とありましたが、スポンジで磨きながらふき取ってしまうほうが簡単でした。
床板と床下パーツの再塗装は、前回のスロ60(青)初期製品で行った手順と全く同じです。追加パーツは
- ドロップ製 TR47 (カワイ)
- 付随台車用センターピンとボルスタばね (カワイ)
- 電池箱x2 (ホワイトメタル、メーカー不明)
- ベーカーカプラーx2 (宮沢)
です。
車体はジェイズの鉄道模型車輌色「スプレー式塗料」 #33 「ぶどう2号」で塗装しました。剥離前の塗装よりも明るめですが、スハ43やスハ44の初期製品車体色に近づけるためにこの色を選択しました。#6 「ぶどう1号」を使うと元々の色調に近くなると思います。
ジェイズの鉄道模型車輌色「スプレー式塗料」は乾燥に時間がかかるため、屋根と等級帯の塗装は後日行うことにします。