またつまらぬものを買ってしまった…

散財日記


2008-08-21

_ カワイモデル全仕事プロジェクト

さて、昨年5月にに刺激されて16番ゲージ欲が再点火したわけですが、よく調べてみると16番ゲージ業界もずいぶんと様変わりしていました。

かつて作りはそれなりですが価格のこなれた普及品を販売していたカツミ・エンドウは、天賞堂に負けじと細密化&高級化路線に舵をきり、その他の普及品メーカー(中村精密、宮沢模型、 つぼみ堂など)の多くはすでに廃業していました(宮沢模型は問屋業に専念)。昔から高品質指向だった天賞堂はその指向にさらに磨きをかけ、 美術品か工芸品と見まがうような品質・価格の製品を製造するようになってました。

その一方で N ゲージメーカーがそのプラスチック整形技術を生かし、16番ゲージに参入して精力的に製品を展開していました。手仕事の多いブラス製に比べ価格が手ごろであることから、客車や電車のような編成物を集めるには向いています。現代の普及品はこれらのプラ製品ですね。もちろんその作りはかつての普及品とは比較になりません。

しかしですね、個人的にはどちらも何か違うのですよ。

  • 細密化ブラス製品は、とてもじゃないけど安心して触れない。
  • 一方、プラ製品の質感は、「16番=ブラス」で育った者にとっては今一つ物足りない。

ということで、「やっぱり手を出せないなあ」と思い始めたときに目に付いたのが「カワイモデル」の製品たちでした。現在も生産されている(とには書いてあった)1960年代テイスト満載の製品眺めているうちに、「そうだ、この雰囲気の模型ならいいかも」と思い始めました。最初に触れた鉄道模型がカワイモデルの EH10 と 80 系電車だったことも影響しているかもしれません。 早速、神田須田町の「カワイモデル」に足を運んでみました。が、なんということでしょう。151 系電車などの新性能電車群は既に生産されておらず、現在の主力製品は 73 系電車と路面電車だけになっていました。現在ほとんど更新されていないホームページを眺めると、どうやら 2002 年頃まではまだ多くの製品が生産されていたらしく、「もう少し早く再開していれば」と、残念に思ったものでした。

そんな折ネットオークションを眺めてみると、定期的にカワイモデル製品が出品され取引されているではないですか。しかも中古品ということでかなりお手ごろ価格。これは買うしかないでしょう、と思わず「入札」アイコンをクリックしてしまったのが運の尽き。散財街道まっしぐらです。どうせ散財するならとことんいったれ、ということで「カワイモデル全仕事プロジェクト」をはじめました。目標は

  • 1971 年版「カワイモデルカタログ No.13」 掲載の全製品を集めること

であります(ケ○ロ軍曹調に)。収集製品をカワイモデル製品に限定することで、余計な物を買わずにすむだろう、という目論見もありました(もちろんあっさり破られますが)。

果たして無事にコンプリートできる日は来るのでしょうか。乞うご期待。