散財日記

_ カワイモデル EH10 2個モーター仕様 (その1)

先日購入したマッハ模型のニッケルメッキセット、お手軽にメッキできますが、「綺麗に」メッキできるかというと別問題。付属の取説にも書いてありますが、事前にメッキ物を十分清掃していないと綺麗にメッキできません。メッキ液に漬け込んでいる時間にもコツが必要で、短いと十分メッキできず、長すぎると表面がくすんでしまいます。市販のメッキ済み車輪のようにピカピカに仕上げるのはなかなか難しいです。

メッキ遊びにかまけて肝心の(?)模型整備作業が滞っていたので、今日は先月の戦果(戦禍)の一つ、EH10 2個モーター仕様の整備を行いました。2009/08/28 にオークションにて入手です。

ご覧のように各車体の運転台側に縦型モーター＋インサイドギアが一組ずつ組み込まれています。車体がホワイトメタル製のため、1個モーターだと牽引力にちょっと不安を感じますが、2個モーターなら(消費電力を気にしなければ)かなりの牽引力が期待できます。すでに1両所有していますが、あえて増備したのも2個モーター仕様であればこそです。

納車後早速動作チェックを行ったのですが、レール上では全く動かず、ライトも点灯しません。それもそのはず、車体裏をよくみるとごらんのありさまだよ。

車輪の錆と汚れのため全く集電できていない模様。電源からの配線をクリップで直接つなぐとモーターは動作しライトも点灯したので、下回りの手入れをかなり念入りに行わないと動きそうにありません。そこで、下回りの清掃を徹底して行うとともに、車輪にニッケルメッキを行い、外観と保守性の向上を図ることにしました。

2車体のうち、まずヘッドライトとテールライトの電球が切れている方から整備を行いました。ドローバーのネジを外して車体を分離し、完全に分解します。分解してみるとモーターもかなり錆と汚れが目立ったので、モーターも完全に分解し、ネジなどの真鍮部品と電極ブラシをマッハ模型の「ブラスクリーン」で洗浄し、軸受け部にはやはりマッハ模型の「LPS オイル」を注油しておきます。

ライト類は全部交換することにしました。もともと取り付けてあったライトを全て外し、新品に交換します。インサイドギアボックスも完全に分解し、これも「ブラスクリーン」で洗浄します。

肝心の車輪ですが、「ブラスクリーン」で洗浄後「ニッケルメッキセット」でメッキという手順を考えていたのですが、分解してみると真鍮製スポーク車輪のスポーク部が黒く塗装されていました。仕方がないのでまず 「ブラスクリーン」で軽く錆と汚れを落とし、次にアサヒペンの「塗料はがし液」で塗装を落とし、最後にもう一度「ブラスクリーン」で洗います。乾燥後、ギアボックスはトビカの「黒染めスプレートップガード(マットタイプ)で塗装し、その他の車輪、車軸、ナット類はニッケルメッキします。

メッキ完了後、下回りの際組み立てと配線を行い、モーターとライトの動作試験を行います。

不具合がないことを確認してから下回りと上回りをネジ止めして完成です。

今回もっとも苦労したのは「車輪のスポーク部分の塗装をそぎ落とし」でした。作業前に比べ下回りがぐっと落ち着きましたが、もう1両分同じ作業をしなくてはいけないというのがかなり面倒です。

_ 「高町なのは(劇場版仕様)」が出るらしい

何気なく HOBBY STOCK を徘徊していたら、「今月のおすすめ」にこんなものが。

来年1月の劇場版公開にあわせて発売されるらしい。これかなりヤバイです。「なのは」さんフィギュアの決定版ではなかろうか。しかも製造元は「なのは系」フィギュアに定評のあるアルター。昨年、箱がでかすぎて店頭受け取りするとお持ち帰り困難と言われた「」は我慢しましたが、これはちょっとまずい。しかも正式商品名は「高町なのは -STAND BY READY-」。まるで Are you ready? (お前の財布)と見透かされているようだ。予約すべきか否か、今それが問題だ!。どうすべ。