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散財日記

2015-04-07 この日を編集

_ カワイモデル クハ86

カワイの80系電車は既ににいろいろと入手済みなのですが、これはちょっと面白い製品だったのでつい手を出してしまいました。何故か ebay で出品されていたものです。

紫箱時代の製品で、屋根は張り上げで暗い灰色仕上げ、ゴム幌は付いていません。過去に紹介した初代製品と同様の仕上げです。側面の形式表記は手書きで、前オーナーの手によるもののようです。

興味深いのが正面窓の仕上げで、裏から真鍮板を別貼りして登場時の木製窓枠を表現しています。おそらく製品化直後のロットの物ではないかと。以後の製品ではプレスでHゴム枠が表現されているのと対照的です。また、黄柑色と緑2号の塗り分けも、3枚窓のクハ86一次型に近い感じです。

参考までに手元にある歴代カワイ製クハ86を並べてみました。

まずは今回入手したクハ86。正面窓は木枠で客用ドア窓は3枚、前方側面塗り分けはオリジナル。屋根は張り上げで色は暗い灰色。

その2。過去に初代製品として紹介したもの。正面窓枠がプレスで表現されたHゴム枠になり、正面の塗り分けにも変化が見られます。それ以外は今回入手したものと同じ仕様。

その3。その2から前方側面の塗り分けが関西急電仕様に変更され、貫通路にゴム幌が付きます。この製品だけ何故か TR48 を履いています。

その4。過去に2代目製品として紹介したもの。 この製品から客用ドア窓は2枚に。屋根色は明るい半艶の灰色になります。

その5。過去に3代目製品として紹介したもの。 屋根は通常屋根となり、屋根色は153系後期製品と同様の艶消しの灰色になります。カプラーもダミーになりました。

長い歴史を持つカワイの80系、まだまだ奥が深そうです。