散財日記
2017-03-20 この日を編集
_ 造形村 0系0番台
これもずーっと買おうかどうしようか悩んでいた一品。結局自分の誕生日を機に買ってしまいました。
造形村の0系0番台です。私の中の「新幹線」のイメージはこれ。同じ0系でも小窓の1000番台は別形式に見えます。プラ製とはいえさすがに模型メーカーが手掛けただけあって、造形は良いです。とくに先頭部の形状は0系のイメージ通り。実車の印象をよく捉えていると思います。ヘッド・テール・室内灯点灯と、メーカー初のHOゲージ製品ですが、良く出来ていると思います。
このドローバーさえなければorz。
ネット上でいろいろと調べましたが、このドローバーの評判は最悪です。何せ車両を横転させ裏側からピンセットを使わないと外れない。またレール上で連結させようとしてもポケット部がたわんで連結できない。通電回路が付けられていますが、何故か先頭車のヘッド・テールはこの通電ドローバーを介して動力車の26型から給電されている、という謎構造。DCC の制御用とのことですが、それなら先頭車の21型、22型に DCC を組み込めば良いはず、だけと21型、22型は分解の仕方がわからない(できるようなのですが、構造が謎で断念しました)。どうしろと…。
そんなこんなで購入をためらっていましたが、そんな迷いがふっきれたきっかけはこれ。
Kadee カプラー #17 です(写真上側)。欧州型鉄道模型のカプラーポケットに指し込むタイプの製品。造形村の0系が同じカプラーポケットを使っているので、これをドローバーの代わりにすれば連結開放が楽になるのではないか、と思ったわけです。写真のように連結面間隔もさほど変わらなそうにも見えます。なお、ROCO のクローズドカプラーを使う、という手もあるようですが、入手が困難だったのと、連結面間隔がかなり広がってしまうようなので止めました。
実際に25型と26型の間に付けて、製品のドローバーとの連結面間隔を比べてみました。左がドローバー、右が Kadee #17 です。やはり間隔は広がってしまいますが、走らせてしまえば気にならないレベル。なお、トリップピンは後にレールの枕木と干渉することがわかったので切断しています。
これでドローバー問題のうち連結開放については解決メドがたちましたが、ライト問題が残っています。先頭車が分解できれば各車両で直接集電し、ライトを点灯させればよいのですが、上記のように分解の仕方がわからない。そこで21型、22型はそれぞれユニットを組む26型、25型とドローバーで連結、そして分解可能な25型からライト用の回路に集電するよう加工することにしました。
25型を分解するとこのようになります。すでにあちこちで解説されていますが、ライト点灯用の回路と室内灯用の回路が別系統になっています(なぜこのような構造にしたのかは謎。DCC のため?)。
やることはライト点灯用回路と室内灯用の回路を直結することです。
これで終了。あとは22型とドローバーでつないでテストです。
ヘッド、テールともに点灯するので OK。これで増結車輌間を Kadee カプラーで連結しても、ライトは点灯するようになりました。
21型、22型が分解できれば全車 Kadee カプラーに換装してしまうのですが。どなたか方法をご存知でしたら教えてください(_o_)。