散財日記
2016-11-26 この日を編集
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ついに最終巻になってしまった。寂しい。第11話「くじら、空をとぶ」、第12話「魔女のローブと日々は十人十色」を収録。第11話はシリーズ通して一番ファンタジーな回です。茜さんが空を飛びながらクジラに乗船?許可を得る際の遠近感の描写が何気に丁寧。くじらの巨大感を上手く表現しています。それとBパートのホットケーキ!On Air 時には気付いていませんでしたが、ホット―ケーキが膨らむ様だけを映し、背景に会話が進んでいく、という流れは斬新でした。ホットケーキが膨らむ様子がとてもリアル。
第12話はローブ回。千夏ちゃんがローブをもらってハイテンションになり、兄の圭君に「ドーナツになれ!」と言う辺りのやりとりがとても家族らしいです。千夏ママが真琴に布屋さんの地図を渡す所で初めて千夏ママの仕事机が登場しますが、これもかなりリアルに表現されています。「ふらいんぐういっち」はこの手の細かい表現がとても凝っていて、何回 DVD を見直しても飽きません。ラストの「土魚」(どんぎょ、という)は、金魚ねぷたがモチーフとなったアニメオリジナルの不思議生物。エンディングで光りながら飛び跳ねる様はとても幻想的でした。
全体を通し、声優さんの演技、作画ともとても丁寧な作品だったと思います。メインの真琴、千夏、圭、茜の CV はみな新人さんで、良い意味で新鮮でした。サブキャラを実はキャリアのある声優さんが演じていたのは後になって気付きました(みかしーとか、井口裕香さんとか、茅野愛衣さんとか、あやねるとか、井上喜久子さんじゅうななさい(オイオイ)とか)。アニメ12話で原作4巻までのネタを使いきってしまったので、続編が出るのは早くても後2年後かぁ…。
と、いうことで、とても楽しませてもらいました。製作スタッフのみなさんに感謝です。あと喫茶「コンクルシオ」、もとい藤田記念庭園「大正浪漫喫茶室」に行きたい。