散財日記
2015-08-03 この日を編集
_ KATO GE P42 "Genesis" Amtrak Phase Vb
今から10年以上前、9.11テロの直後のアメリカに、初めての出張 and 初めての海外旅行 and かつ1人旅、という今から考えると何とも無謀な事をしました。3週間ほど滞在したのですが、毎週移動していました。その途中、デンバーからサンフランシスコまで鉄道(Amtrak)を使いました。
今ほどネットが普及しておらず、最終的な予約確認は電話しなくてはいけない時代、チケットを取るのに苦労した覚えがあります。でも初めての海外鉄道旅行はいろいろな経験ができてとても楽しかったです。
さて、そんな思い出も記憶の彼方に追いやられつつある昨今、KATO からその列車を編成した機関車と客車が発売されていたことを最近知りました。
思わず買っちゃったYo! しかも重連を再現したくて2輌も(orz)。元々アメリカ向けの製品なので国内市場ではあまり出回っておらず、Joshin のネット通販で購入しました。これまで貯めたポイントのおかげで、1輌はほとんどタダ同然でした。
奇しくもこれが私の入手した初めてのプラスチック製 HO 機関車。動力装置が先に発売された EF510 と同じということで、その走りにはかなり興味がありました。
発売は2013年。これと編成を組む Superliner 客車も同時に発売されていました。ヘッド & テールライトは点灯、また実車同様に正面のナンバー部分も点灯します。そのためかナンバーは固定で、#68、#161、#188 の3種が発売されました。私が入手したのは #68と#188。KATO USA の web サイトによると、今年の6月末に新たに #91 と #150 仕様が発売されたようです。また、Amtrak 40 周年を記念して塗装変更された #156(Phase I)、#66(Phase II)、#145(Phase III)、#184(Phase iV)も限定生産されました。これらもカラーによっては現在でも入手できるようです。
重連させるとこんな感じ。また初めから重連運転が想定されており、ヘッドおよびテールライトの on/off ができるようになっています。
そして肝心の走りですが、素晴らしいです!N ゲージの機関車のように軽快に走行します。日本のメーカーはさておき、アメリカの鉄道模型メーカーの製品はほとんどプラスチック製なので、全く問題は無いように思います。最少通過曲線半径も EF510 と同様に R370 です。ちょうど Athearn 社から発売されていた P42 (Phase V) が品切れの時期だったようで、アメリカでもかなり売れたのではないか、と想像します。
なお、Amtrak paint schemesを参照すると、Amtrak の塗装は Phase I, II, III, IV, V, IVb と変化しており、この製品の塗装は Phase V に対応します。なので製品名を間違えてないかなぁ、と余計な心配をしていたりします。