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散財日記

2013-07-19 この日を編集

_ 天賞堂 C62 2号機(1980年製)

ついに天賞堂の C62 2号機を入手しました。といっても中古品です。例によってヤフオクにて「動作未確認品」として出品されていたものを落札しました。

棒型モーター MH - 8 を装備した最後の製品で、これ以降の C62 2号機は全て缶モーター装備になります。基本的な作りは1972年の初代製品とあまり違いはありませんが、棒型モーター装備の C62 2号機で唯一イルミネライトを付けた製品。そのせいなのか中古市場でも(他の棒型モーター装備の C62 に比べ)少しばかりいい値段になってます。ただ、今月上旬に出品されていた2002年製よりも落札価格が高くなっていたのには納得いかねー。どうしてこうなった。

付属品は基本的にそろっていましたが、説明書にはいろいろと書き込みが。どうやら最初のオーナーさんがメーカー修理に出したことがあるようです。

「動作未確認品」ということでしたが、仮に動作不良でもなんとかなるだろ、と軽い気持ちで動作テストさせたところライトは点灯し、モーターは気持ちよく回転するが全く動かない。ということで即分解整備開始。ギアとモーター軸を結ぶゴムジョイントが劣化して折れていたのが原因でした。

劣化したゴムジョイントを除去し、シリコンチューブでモーター軸とギアをつなげます。ギアボックスにセラミックグリスを塗って、再度動作テストすると「これ棒モーター製品なの?」と思うくらい静かにかつ快調に走行しました。さすが天賞堂。

今世紀に入ってからの製品とは違い、空気作用管もタブレットキャッチャーもバタフライスクリーンも付いていません。でも手で触っても劣化の心配のない塗装、動力は電気を喰うけどトルクがあってウェイト効果もある棒型モーターと、運転本位の良品だと思います。

こいつのお供をさせる機関車として、いよいよストックしてあるカツミの SL シリーズ未塗装キットに手をつける時が来たのかな?カツミの C62 は砂撒き管が露出した山陽タイプなので、もし作るなら15号機か16号機をモデルにすることになりそうです。