散財日記
2009-07-27 この日を編集
_ 朝のベランダ
もう終わったかな、と思った鉢植えの花がまた咲いたので思わず撮ってみました。アジサイ(隅田の花火という種類ですが)は今が盛りです。
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1/125 F9.0 30mm ISO200 (シャッター優先) |
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1/125 F18 30mm ISO200 (シャッター優先) |
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1/125 F9.0 20mm ISO200 (シャッター優先) |
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弟の小学生時代の同級生の親御さんで、それ以来私の母と親交が続いている方がおられるのですが、最近その方のご主人(ここではKさんと呼ばせて頂きます)が実は「鉄道模型趣味人」だということが判明。先日上京した折にお宅に伺い、コレクションなどを拝見させて頂きました。
その際、Kさんが紹介して下さった本がこれ。レイルホビーズさんから通販で購入しました。
著者は「」で有名な菅原道雄氏。出版元はなんと「日本放送出版協会」(現在の NHK 出版)。1977 年発行ということでとっくに絶版になっていますが、運良く初版本をゲット。のですが、これも絶版になってます。現在のNHK 出版の webで検索しても、全く hit しません。
この本ですが「何で絶版なの?」と首を傾げてしまうくらい、内容のバランスが良いのです。とりあえず目次だけ挙げてみましょう。
- 模型車両の知識と工作の楽しみ
- 完成品の取り扱い
- 塗装済みキットの組み立て
- プラキットの組み立て
- ペーパーキットの組み立て
- 未塗装キットの組み立て
- バラキットの組み立てとハンダ付けのコツ
「」が真鍮版からのフルスクラッチを行う上級工作派向けの本であるのに対し、こちらは最近16番ゲージを始めたんですけどそろそろ工作もしてみたいかな、というモデラー向け。まあ出版元の違いも内容の違いに影響しているとは思いますが。
なんせ 30 年前の本ですから、縦型モーター+インサイドギアが標準、天賞堂のパワートラックは登場するものの、現在の物とは似ても似つかない何だかゴツイもの。SL キット組みの解説で登場するモーターは棒型モーター。当然ですけど MP ギアはまだ発売されてませんから出てきません。 とにかく、「電気配線のハンダ付けはできるけど、それ意外は全くヘタレ」なくせに、中古品ばかり集めてレストアもどきをやっている私にとってはうってつけの本です。とりあえず必要に応じてちょこちょこと目を通していこうと思っています。
なお、Kさんのお宅にお邪魔した際、貴重なお宝コレクションを拝見させて頂いたのですが、その話はまた別の機会に。
_ カワイモデル スハ43/スハフ42 簡単レストア記
先日(2009/07/18)、オークションで購入したカワイモデルのスハ43とスハフ42です。
ベンチレータが改良された後期製品です。メーカー塗装っぽいものの床板に「Kawai Model」と書かれた銀ラベルがないことから、塗装済みキットを組み立てたもののようです。その証拠に完成車体用の細長い箱に収められ、ラベルには塗装済みを表す「P」の表記がありました。
全オーナーさんの手によって全車に室内灯が取り付けられていました。塗装状態も良く、ほとんどいじる必要はないのですが、集電方法と車体内部の配線が気になったので、それだけちょっと改善してみました。
とりあえずスハフ42から。リード線が直接ボルスタにハンダ付けされていたのでそれを外し、台車を外して上回りと下回りを分解してみました。
室内灯はなんと電球!しかも2個も装備してあります。さぞ電気喰うだろうなあと思いつつ、今回はそのまま流用することにしてみました。作業内容は
- カワイ純正特殊センターピンに交換
- 車体内の配線を整理
- 車輪をブラスクリーンで清掃
だけ。「レストア」じゃなくて「メンテナンス」レベルの作業ですね。
カプラーの不具合を調整して完成です。
同様に、スハ43も集電を特殊センターピン経由にするつもりでしたが、なんか面倒になってしまい、車輪を洗浄し、カプラーの不具合を調整してお茶を濁してしまいました。
あと3両ともボルスタと台車枠がハンダ付けされていたので、それを除去し、さらにボルスタの歪みを修正しました。
最後に通電試験です。
やっぱり室内灯があると雰囲気がいいですね。電球ならではの温かい色です。ですが、こうなると室内ががらんどうなのが気になってしまいます。座席と間仕切り板が必要ですね。さてどうしよう。それにいくら電球がよいからといって、1両あたり2個も電球を使っていたら電源がもたないですし。せめて電球版パネルライトにしないとダメかな。