散財日記
2009-01-11 この日を編集
_ カワイモデル 157系 簡単レストア記
なんとなくオークションで落札してしまった、カワイモデル 157 系非冷房原形タイプ 3 輌です。購入日は 2008/01/06。今回のクモハ156にはヘッドマークが付いています。
蔵出し品ということで半ばジャンクです。いろいろ問題がありました。
- 車体全体の汚れ。とくに屋根が目立つ。
- 車輪もインサイドギアも真鍮メッキなし仕上げなので、錆と汚れで通電しない。
- ところどころに塗装のはがれがある。
- パンタグラフの復元ばねがない。
- ゴム幌の一部が劣化していて破損。
- クモハ157の側面窓セルが外れている。
- モハ156の洗面所部分の窓セルがない。
などなど、挙げるときりが無いのですが、とりあえず「汚れを落として走るようにする」を目標に、簡単レストアしました。
- 車輪の清掃(1)
- 付随台車の車輪はマッハのブラスクリーン漬けにして清掃。
- 動力台車とインサイドギアはブラスクリーンを染み込ませた綿棒でさっと清掃する。
- 通電チェック
- クモハ157はライトが点灯するか確認。ここで 1 輌のクモハの片方のヘッドライトが点かないことがわかる。
- モハ156のモーターは正常動作を確認。
- 車輪の清掃(2)
- モハ156の動力台車の車輪を清掃する。通電させ車輪を回転させながら、ブラスクリーンを染み込ませた綿棒を押し当て、浮き出た汚れを拭き取る。
- 本格的にやるならモータとインサイドギアをはずし、車輪ごとインサイドギアをブラスクリーン漬けにするが、今回は面倒なのでやらない。
- モハ156の動力台車の車輪を清掃する。通電させ車輪を回転させながら、ブラスクリーンを染み込ませた綿棒を押し当て、浮き出た汚れを拭き取る。
- 注油
- モーターの軸受け部、ウォームギア、インサイドギアにマッハの LPS オイルを注油
- 窓セルの張替え
- クモハ157の窓セルは元々のセルを再利用。普通のセメダインで接着しなおし。
- モハ156洗面所部分の窓セルは、エコーの t0.4 曇りガラス用セルを適当なサイズに切って貼り付け。
- 破損したゴム幌の交換
- 車体の清掃
- ステンレス製調理器具用の清掃スポンジ激落ちキングを使って汚れを落とす。
- 使用上の注意には「塗装面には適さない」とありますが、力を入れず表面なでるようにこすると、たいていの汚れは落ちます。ただし、それでも若干塗装が落ちる(使い終わるとスポンジに車体の色が付くことがある)ので、力の入れ加減には要必要。
- ステンレス製調理器具用の清掃スポンジ激落ちキングを使って汚れを落とす。
- その他
- モハ156のベーカーカプラーパーツの取り付け方が間違っていたので修正。
とりあえずここまでで一端終了。作業開始から約3時間くらいです。
写真だとどこまで車体の汚れが落ちたかわかりませんね。塗装のはがれはタッチアップしてもよいのですが、全く同じ色調を再現することは困難なのでたいてい無視しています。エッチングプライマーだけでも筆塗りして、それ以上はがれが起こらないようにしておいたほうがよいかもしれません。
ライトとパンタグラフのばねの問題が残っていますが、とりあえず快調に走るようになったので今日はここまで。